珪藻土の特徴とは?そのメリットとデメリットをご紹介!

query_builder 2023/07/07
最近、より持続可能な建築材料への需要が高まっています。
その中でも、特に高い注目を集めているのが「珪藻土」です。
珪藻土は自然由来の素材でありながら、優れた断熱性や調湿性を持ち、さらに環境に優しいという特徴を持っています。
今回は、そんな珪藻土について、そのメリット・デメリットと合わせてご紹介します。

□そもそも珪藻土とは?

「珪藻」とは、水中プランクトンの一種です。
そんな珪藻の死骸が長い年月をかけて海底や湖の底、川底などに堆積して化石化し、粘土状の泥土となったものが「珪藻土」です。

この珪藻土は、無数の小さな穴があいていることが大きな特徴です。
この無数の穴が、空気中の水分を吸着・放出するため、非常に調湿機能に優れています。
最近では、バスマットで目にすることも増えたのではないでしょうか。

そんな珪藻土は、壁内に空気の層を作るため耐火性や断熱性にも優れていて、外壁の素材として近年注目を集めているのです。

□珪藻土のメリットとデメリットをご紹介!

*珪藻土のメリット

珪藻土のメリットは、調湿、脱臭、耐火の3つです。
それぞれについて解説します。

1.調湿
先ほども説明した通り、珪藻土には沢山の穴があいており、湿度に応じて水分を吸収したり、放出したりできるのです。
この機能により、室内は快適な湿度をキープしやすくなります。

2.脱臭
そもそも臭いの原因は、空気中に浮遊している化学物質の分子です。
そんな臭い分子は、空気中の水蒸気に溶けるので、湿気を吸収することが脱臭にもつながります。

3.耐火
珪藻土の融点はなんと約1250度。
そのため、七輪コンロや耐熱レンガとして使用されてきました。
このことから、耐火性もバッチリと言えるでしょう。

*珪藻土のデメリット

ここまで、珪藻土のメリットを3つお伝えしましたが、もちろんデメリットもあります。
そんな珪藻土のデメリットは以下の通りです。

・ぼろぼろと粉が落ちやすい
・施工の際に使用する凝固剤によっては、珪藻土固有のメリットが低下する
・吸水性が高いが故に、調味料やジュースを溢すと染みになる

これらのデメリットを把握した上で、珪藻土導入の可否を決めましょう。

□まとめ

今回は、近年注目を集めている「珪藻土」についてご紹介しました。
珪藻土には、調湿、脱臭、耐火といったメリットがあり、大変魅力的な建材と言えますが、もちろんデメリットもあります。
当記事を参考にその導入については慎重に検討してみてください。
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株式会社And.s

株式会社And.sの持田正二です。弊社は富士市を拠点に、静岡市や富士宮市周辺で注文住宅の設計・建築を行っています。お客様の理想の住まいを実現するため、デザイン性だけでなく、機能性や安全性にもこだわった住まい作りを提供しています。特に、家事のしやすさや防犯性、大切なペットが快適に過ごせる空間作りを重視しています。さらに、ローコストでハイクオリティーな住宅や、おしゃれなデザインの家、自由な間取りの住宅など、様々なニーズに柔軟に対応しています。経験豊富なプランナーが、お客様一人ひとりのライフスタイルや個性に合わせた最適な住まいをご提案し、快適な生活をサポートいたします。理想の住まいを実現するために、ぜひ私たちにお任せください。

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