2024.09.11
付加断熱とは?メリット・デメリットを比較して賢く選ぼう
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2024/08/29
これから家を建てようと考えている、断熱性能にこだわりたい方は、「付加断熱」という言葉は聞いたことはあっても、具体的にどんなものなのかという疑問をお持ちではないでしょうか。
そこで今回は、付加断熱について、その特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説していきます。
付加断熱が適している人、そうでない人を明確にすることで、あなたが自信を持って断熱方法を選択できるようになることを目指します。
□付加断熱とは?
付加断熱とは、従来の充填断熱と外張断熱の利点を組み合わせた、ハイブリッドな断熱方法です。
簡単にいえば、外壁の内側に断熱材を張り、さらにその外側に外壁材を貼ることで、二重の断熱層を作るイメージです。
1:従来の断熱方法との違い
・充填断熱:壁の中などに断熱材を詰め込む方法。
施工が簡単でコストが安いのが特徴ですが、断熱性能が低い場合があり、熱橋が発生しやすいというデメリットがあります。
・外張断熱:外壁の外側に断熱材を貼り付ける方法。
高い断熱性能と熱橋対策が期待できますが、施工が複雑でコストが高いというデメリットがあります。
2: 付加断熱のメリット
二重の断熱層により、充填断熱や外張断熱よりも高い断熱性能を実現できます。
付加断熱は、外壁と内壁の間に断熱材を挟むことで、熱橋の発生を抑制することができます。
熱橋は、断熱材が途切れたり、薄い部分によって熱が逃げやすい箇所のことです。
既存住宅に後から付加断熱を施工することも可能です。
3:付加断熱の採用事例
寒冷地での採用実績が多い:特に冬の寒さが厳しい地域では、付加断熱の高い断熱性能が求められます。
そのため、北海道などの寒冷地では、付加断熱を採用する住宅が増えています。
□付加断熱のメリット・デメリット
付加断熱は、高い断熱性能や熱橋対策の有効性など、魅力的なメリットがある一方で、コスト高や外壁材の選択肢が限られるなどのデメリットも存在します。
1: メリット
・高い断熱性能
冬は暖かく、夏は涼しい快適な住空間を実現できます。
冷暖房効率が向上し、光熱費の削減にも繋がります。
・熱橋対策の有効性
結露やカビの発生を抑え、健康的な住環境を保てます。
・耐久性向上
外壁を保護することで、建物の耐久性を向上させる効果も期待できます。
2:デメリット
・コスト高
充填断熱や外張断熱に比べて、施工が複雑になるため、コストが高くなってしまいます。
・外壁材の選択肢が限られる
重量のある外壁材は、付加断熱では使用できない場合があります。
・壁厚が厚くなる
付加断熱を施工すると、壁厚が厚くなってしまい、部屋が狭くなってしまう可能性があります。
・複雑な形状の住宅には不向き
複雑な形状の住宅の場合、施工が難しく、仕上がりに影響が出る可能性があります。
3: 付加断熱に向いている人
・断熱性能にこだわりたい人
高い断熱性能を求める人にとって、付加断熱は最適な選択肢です。
・長期的に住み続けたい人
付加断熱は、建物の耐久性を向上させる効果も期待できます。
・光熱費を削減したい人
冷暖房効率が向上することで、光熱費を大幅に削減できます。
・寒冷地に住んでいる人
冬の寒さが厳しい地域では、付加断熱の高い断熱性能が役立ちます。
4: 付加断熱に向いていない人
・コストを抑えたい人
付加断熱は、他の断熱方法に比べてコストが高いです。
・外壁デザインにこだわりたい人
外壁材の選択肢が限られる場合があります。
・狭い敷地に住んでいる人
壁厚が厚くなるため、部屋が狭くなってしまう可能性があります。
□まとめ
付加断熱は、高い断熱性能と熱橋対策の有効性を兼ね備えた、魅力的な断熱方法です。
しかし、コスト高や外壁材の選択肢が限られるなどのデメリットも存在します。
付加断熱を採用するかどうかは、自身のニーズや予算、住む地域などを考慮して判断する必要があります。
この記事が、あなたが自信を持って断熱方法を選択する一助となれば幸いです。
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株式会社And.s
株式会社And.sの持田正二です。弊社は富士市を拠点に、静岡市や富士宮市周辺で注文住宅の設計・建築を行っています。お客様の理想の住まいを実現するため、デザイン性だけでなく、機能性や安全性にもこだわった住まい作りを提供しています。特に、家事のしやすさや防犯性、大切なペットが快適に過ごせる空間作りを重視しています。さらに、ローコストでハイクオリティーな住宅や、おしゃれなデザインの家、自由な間取りの住宅など、様々なニーズに柔軟に対応しています。経験豊富なプランナーが、お客様一人ひとりのライフスタイルや個性に合わせた最適な住まいをご提案し、快適な生活をサポートいたします。理想の住まいを実現するために、ぜひ私たちにお任せください。
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