新築住宅の地盤調査から着工まではどんな工程なのか?

query_builder 2025/01/02

夢のマイホーム建設、いよいよ着工という段階まで来たのに、地盤調査のことなど不安がいっぱい…
この記事では新築住宅の地盤調査から着工までの流れを、具体的な期間や費用、そしてトラブル回避のポイントを交えながら解説します。
専門用語もできるだけ分かりやすく説明しますので、安心して読み進めてください。
これから家を建てる上で知っておくべき重要な情報を網羅的にご紹介します。
この記事を読めば、地盤調査から着工までの不安が解消され、スムーズな家づくりを進めるための知識が身につくでしょう。

新築住宅建設における地盤調査から着工までの流れ

1: 地盤調査の種類と方法・期間・費用

地盤調査は、建物を建てる前に地盤の強度や性質を調べる重要な工程です。
調査方法はいくつかあり、建物の規模や予算、土地の状況によって最適な方法が異なります。

スクリューウエイト貫入試験(SWS試験):比較的安価で、短時間で済むため、木造住宅など比較的規模の小さい建物に多く用いられます。
調査時間は2~3時間程度で、費用は5~10万円程度が相場です。
地盤の強度を測定し、支持力や液状化の可能性を評価します。

ボーリング調査(標準貫入試験):より詳細な地盤情報を取得できるため、高層マンションや大型商業施設など、大規模な建物に用いられます。
数日~1週間程度の期間を要し、費用は15~30万円以上かかることもあります。
地層の構成や地下水位などを調べ、より正確な地盤評価を行います。

表面波探査法:地面に振動を与え、その伝播速度から地盤の強度を推定する方法です。
非破壊検査なので、周囲への影響が少なく、短時間で調査できます。
費用は5~8万円程度が相場です。

2: 地盤調査結果と地盤改良工事

地盤調査の結果、地盤が弱いと判断された場合は、地盤改良工事が必要になります。
改良方法は、地盤の状況や建物の規模、予算などによって異なります。

表層改良工法:地表から数メートル程度の地盤を改良する工法で、セメント系固化材を混ぜて地盤を固めます。
費用は1坪あたり2~3万円程度、工期は1~2日程度です。
比較的浅い範囲の改良に適しています。

柱状改良工法:地中にセメントミルクを注入し、円柱状の改良体を造る工法です。
費用は1坪あたり3~5万円程度、工期は3~7日程度です。
比較的深い範囲の改良に適しています。

鋼管杭工法:地中に鋼管杭を打ち込む工法です。
費用は1坪あたり4~6万円程度、工期は3日程度です。
非常に強い支持力が必要な場合に適しています。

3: 着工準備と各工程の詳細・期間・注意点

地盤改良工事が完了したら、いよいよ着工準備に入ります。
着工前に、建築確認申請の完了、近隣への挨拶回り、水道工事などの諸手続きを進めておきます。

・基礎工事:約1ヶ月。
コンクリートの打設、配筋検査などを行います。
天候に左右されるため、スケジュールに余裕を持つことが重要です。

・上棟式:基礎工事が完了後、木造住宅であれば上棟式を行います。

・木工事:約2週間。
柱や梁などの骨組みを組み上げます。

・屋根工事:約1週間。
屋根材の施工を行います。

・外壁工事:約2週間。
外壁材の施工を行います。

・内装工事:約1ヶ月。
クロス貼り、フローリング、設備機器の取り付けなどを行います。

・外構工事:約1ヶ月。
門扉、塀、駐車場、植栽などの施工を行います。

4: 工事期間全体の見積もりとスケジュール管理の重要性

工事期間全体の見積もりとスケジュール管理は、スムーズな家づくりに不可欠です。
予期せぬトラブルが発生した場合でも、柔軟に対応できるよう、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。

地盤調査から着工までのトラブル回避とスムーズな進め方

1:契約書の内容確認と重要事項の説明

契約書には、工事内容、費用、工期、支払い方法など、重要な事項が記載されています。
契約前にしっかりと内容を確認し、不明な点は業者に確認しましょう。

2: 近隣住民への配慮と挨拶回り

着工前に近隣住民に挨拶回りを行い、工事期間中の騒音や振動などへの配慮を示すことが重要です。
工事の進捗状況についても定期的に報告すると、良好な関係を築くことができます。

3: 想定されるトラブルとその対策

工事中にトラブルが発生する可能性もあります。
例えば、天候不良による工期遅延、近隣住民とのトラブル、予算超過などです。
トラブルが発生した場合には、冷静に対処し、業者と協力して解決策を見つけ出すことが重要です。

4: 疑問点や不安の解消のための情報収集と専門家への相談

疑問点や不安な点があれば、インターネットや書籍などで情報収集を行いましょう。
それでも解決しない場合は、専門家(建築士、不動産会社など)に相談することをお勧めします。

5: 着工後の確認事項と検査の重要性

着工後も、定期的に現場を確認し、工事の進捗状況をチェックすることが重要です。
また、中間検査や完了検査をしっかりと行い、不具合がないかを確認しましょう。

まとめ

今回は、新築住宅の地盤調査から着工までの流れを、具体的な期間、費用、注意点などを交えながら解説しました。
地盤調査は、安全で安心できる家づくりに不可欠な工程です。
そして、着工後も、定期的な現場確認や検査を通じて、トラブルを未然に防ぎ、スムーズな家づくりを進めることが重要です。
この記事が、あなたの夢のマイホーム建設の一助となれば幸いです。
計画段階から完成まで、細心の注意を払い、納得のいくマイホームを手に入れてください。

----------------------------------------------------------------------

株式会社And.s

株式会社And.sの持田正二です。弊社は富士市を拠点に、静岡市や富士宮市周辺で注文住宅の設計・建築を行っています。お客様の理想の住まいを実現するため、デザイン性だけでなく、機能性や安全性にもこだわった住まい作りを提供しています。特に、家事のしやすさや防犯性、大切なペットが快適に過ごせる空間作りを重視しています。さらに、ローコストでハイクオリティーな住宅や、おしゃれなデザインの家、自由な間取りの住宅など、様々なニーズに柔軟に対応しています。経験豊富なプランナーが、お客様一人ひとりのライフスタイルや個性に合わせた最適な住まいをご提案し、快適な生活をサポートいたします。理想の住まいを実現するために、ぜひ私たちにお任せください。

代表
----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG