通気断熱WB工法の仕組みと快適性とは?冬の寒さ対策と家への影響を解説

query_builder 2026/06/21

通気断熱WB工法について、その仕組みや実際の性能、そして快適に暮らすためのポイントを解説します。

家づくりにおいて、一年を通して快適な室内環境を保つことは多くの人が望むことです。

特に、冬場の暖かさや夏場の涼しさといった断熱性能は、住まいの快適性を大きく左右します。

しかし、「WB工法は寒いのではないか?」という声を聞くこともあります。

今回は、通気断熱WB工法の基本的な仕組みから、そのメリット・デメリット、そして冬でも暖かく夏でも涼しく過ごすための具体的な工夫まで、分かりやすくご紹介します。


WB工法は本当に寒いのか

通気断熱WB工法の仕組み

通気断熱WB工法は、家全体を二重の通気層で包み込むことで、家の中の空気を最適に循環させる工法です。

「ダブルブレス(W+Bless)」という名の通り、二重の通気層が特徴です。

この工法では、屋根部分や床下、壁内部などに設置された形状記憶合金製の自動開閉装置(ハットヘルス、アンダーヘルス、バリアヘルス)が、外気温の変化に応じて通気口を開閉します。

さらに、室内の手動開閉装置「フローヘルス」も連携し、家全体の空気の流れを自然にコントロールします。

これにより、室内の湿気や有害物質を通気層から排出し、室内の空気をきれいに保ちながら、温度調整を行う仕組みとなっています。

冬の寒さを防ぐ構造

「冬に寒い空気が入ってきてしまうのではないか」という疑問に対し、WB工法ではしっかりとした対策が講じられています。

冬場、外気温が低下すると、形状記憶合金製の自動開閉装置が作動し、通気口を閉じます。

それに加えて、室内の足元にあるフローヘルスの開口部も手動で閉めることで、冷たい外気の侵入を効果的に遮断します。

これにより、通気層に冷たい空気が流れ込むのを防ぎ、家の中の暖かさを保ちやすくします。

この仕組みによって、外気の影響を受けにくく、室内を快適な温度に保つことができるのです。



WB工法のメリットデメリット

夏は涼しく冬暖かい断熱性

WB工法の大きなメリットの一つは、その高い断熱性能により、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を実現できる点です。

夏場は、床下などから取り込まれた比較的低い温度の空気が通気層を通り、室内の熱気や湿気を屋外へ排出します。

これにより、蒸し暑さを感じにくくなります。

一方、冬場は前述の通り、外気からの冷気の侵入を遮断し、家全体の通気層の熱を逃がしにくくすることで、室温の低下を抑えます。

フローヘルスや自動開閉装置が閉まることで断熱性・気密性が高まり、冷暖房の使用を抑えることにもつながるため、光熱費の節約も期待できます。

家や健康への良い影響

WB工法は、住む人の健康や家自体の耐久性にも良い影響を与えます。

壁内に湿気や臭い、さらには建材から発生する可能性のある化学物質などを通気層から排出する機能があるため、カビの発生を抑制し、シックハウス症候群のリスクを低減する効果が期待できます。

常に室内の空気をきれいに保つことで、家族の健康を守り、快適な住環境を維持できます。

また、壁内結露を防ぐことで構造躯体の劣化を防ぎ、住まいが長持ちすることにもつながります。

これは、長期的なメンテナンスコストの削減や、環境負荷の低減にも貢献します。

初期費用がかかる点

一方で、WB工法にはデメリットも存在します。

最も考慮すべき点は、初期費用がかかることです。

新築時にこの工法を採用する場合、従来の工法に比べて建築費用が高くなる傾向があります。

また、既存の住宅に後からWB工法を導入するリフォーム工事の場合、リフォーム工事費用に加えてWB工法自体の費用が必要となります。

冷暖房のランニングコストを抑えられるというメリットはありますが、初期投資のバランスを考慮して導入を検討することが大切です。

ただし、活用できる補助金制度もあるため、これらも踏まえて検討すると良いでしょう。

WB工法で快適に過ごすには

寒さ暑さ対策の具体策

WB工法は自然換気で快適な環境を目指しますが、真冬の厳しい寒さや真夏の猛暑など、極端な気候条件においては、さらなる対策が効果的です。

例えば、窓からの熱の出入りが気になる場合は、断熱性能の高いペアガラスや二重サッシへの変更を検討すると良いでしょう。

これにより、窓からの冷気や熱気の侵入をさらに軽減できます。

また、冬場は、室内のフローヘルスの開口部を手動で早めに閉めることが重要です。

フローヘルスの前に家具などを置くと効果が薄れるため、配置にも注意が必要です。

断熱性能を高める工夫

WB工法で断熱性能をさらに高めるには、いくつかの工夫が考えられます。

前述した窓の断熱強化は、家全体の断熱性能向上に大きく寄与します。

ペアガラスや二重サッシへの変更は、断熱効果を高めるだけでなく、結露の抑制にもつながります。

また、フローヘルスの適切な操作も、冬場の断熱性能を維持する上で欠かせません。

開口部を適切に管理することで、外気の流入を効果的に防ぎ、室内の暖かさを逃がしにくくすることができます。

これらの工夫を取り入れることで、WB工法の持つポテンシャルを最大限に引き出し、より快適な住環境を実現できるでしょう。

まとめ

通気断熱WB工法は、二重の通気層と自動・手動開閉装置によって、家の中の熱や湿気をコントロールし、一年を通して快適な室内環境を目指す工法です。

冬場に寒さを感じるのではないかという懸念もありますが、フローヘルスの手動閉鎖や自動開閉装置の働きにより、外気の冷たい空気の侵入を防ぎ、暖かさを保つ工夫がなされています。

夏涼しく冬暖かい断熱性や、家や健康への良い影響といったメリットがある一方で、初期費用がかかるという点は考慮が必要です。

窓の断熱性能を高めたり、フローヘルスの操作を適切に行うといった工夫を取り入れることで、WB工法の性能をさらに引き出し、より快適に過ごすことが可能になります。

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株式会社And.s

株式会社And.sの持田正二です。弊社は富士市を拠点に、静岡市や富士宮市周辺で注文住宅の設計・建築を行っています。お客様の理想の住まいを実現するため、デザイン性だけでなく、機能性や安全性にもこだわった住まい作りを提供しています。特に、家事のしやすさや防犯性、大切なペットが快適に過ごせる空間作りを重視しています。さらに、ローコストでハイクオリティーな住宅や、おしゃれなデザインの家、自由な間取りの住宅など、様々なニーズに柔軟に対応しています。経験豊富なプランナーが、お客様一人ひとりのライフスタイルや個性に合わせた最適な住まいをご提案し、快適な生活をサポートいたします。理想の住まいを実現するために、ぜひ私たちにお任せください。

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